雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」とは?
「楽天マガジン」は楽天が運営している雑誌読み放題サービスです。月額418円または年額3960円(税込、以下すべて)で1400誌・6000冊以上の雑誌やムック・別冊が読み放題となります。
普通の書店では手に入りにくいバックナンバーでも、売り切れなどによって読めなくなるという心配もありません。
- 料金プラン:月額418円/年額3960円(税込)
- 無料体験期間:31日間
- 読み放題雑誌数:1400誌・6000冊以上(2024年7月現在)
- 同時に利用できる端末の数:スマホ・タブレット5台+パソコン2台
- 利用できる端末:iOS/Android端末、パソコン
お得な年額プランを用意
数冊読めば元が取れてしまう料金に驚くところですが、さらに安くなる年額プランもあり、コストパフォーマンスで他を圧倒しています。初回31日間の無料お試し期間も含めれば、月額280円以下の料金で最初の13カ月間利用できます。
年額プランを利用すると、月額料金で1年間契約するよりも1000円ほど支払い金額が安くなります。雑誌読み放題サービスで楽天マガジンを契約するつもりなら、年額プランを選択することをおすすめします。
マルチデバイス利用に対応
楽天マガジンは、スマートフォンやタブレット、パソコンから同時に閲覧できるマルチデバイスに対応しています。
アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットなら、1つのアカウントに対し、最大5台まで利用可能。ログインすると自動で新規デバイスとして登録されますが、登録デバイスはいつでも削除できます。また5台登録した状態でも2つのブラウザまで同時に閲覧でき、デスクトップやノートパソコンなどの大きな画面で雑誌を楽しめます。
アプリ版楽天マガジンの対応OSは、iOS 13以上、Android 6.0以上です。
楽天マガジンの7つの魅力
ライバルの多い雑誌読み放題サービスのなかで、楽天マガジンの持つ魅力を紹介します。
年額プランを完備、最強のコストパフォーマンスを実現
楽天マガジンの利用料金は月額416円です。これだけでも「安い」と感じさせるのに十分ですが、年額プランも用意しており、こちらは3960円とさらにお得です。月額プランとの差は年間で1056円となり、実質330円の月額料金で利用するのと変わらない計算です。
楽天マガジンとよく比較される「dマガジン」
楽天ポイントが貯まる・使える
楽天マガジンの月額・年額料金の支払い金額に応じて、楽天ポイントも付与されます(100円ごとに1ポイント)。「楽天経済圏」で楽天ポイントをたくさん貯めたいユーザーには嬉しい点です。
は月額580円なので、年間だと6960円かかることになり、楽天マガジンなら年間3000円も抑えられます。料金だけで見れば、楽天マガジンのコストパフォーマンスは他の追随を許しません。月に数冊読むだけであっという間に元を取ることができます。
また、保有している楽天ポイントでサービスの利用料金を支払うことも可能です。期間限定ポイントなど使い道に迷うポイントを支払いに充てるのもおすすめです。
楽天マガジン公式ページのメニューから
に進み、「ポイントご利用方法」項目の をタップして設定がおこなえます。1400誌以上が読めるトップクラスのラインナップ
楽天マガジンは雑誌に特化した読み放題サービスです。ラインナップは1400誌・6000冊以上で、週刊誌やファッション誌、ビジネス誌など、あらゆる分野の雑誌を揃えており、ほとんどの雑誌はバックナンバーも扱っています。
雑誌以外では、ムックや別冊もラインナップに含まれています。その内訳は、雑誌が約480誌、残りがムック・別冊です(いずれも2024年7月時点)。
主要な雑誌は網羅していますが、自分の読みたい雑誌があるかどうか確認しておきましょう。楽天マガジンのWebページでは、参加雑誌一覧を掲載しています。トップページ右上のメニューボタン
をタップして を選ぶと、下にスクロールして をタップすれば、雑誌の一覧・検索や配信スケジュールの確認ができます。なお、アプリオ編集部でも独自に楽天マガジンの収録雑誌をまとめています。ジャンル別に表でまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
実際に雑誌を選ぶときは、アプリの「ホーム」タブや「雑誌を探す」タブを利用します。「ホーム」タブでは雑誌がジャンルごとに雑誌が整理されているので、書店の雑誌コーナーで雑誌を選ぶのに近い感覚です。ホーム画面に並ぶ雑誌は自分に興味のあるジャンルのみにカスタマイズすることもできます(詳細は後述)。
雑誌名や人気順で探したいときは「雑誌を探す」タブが便利です。読みたい雑誌が決まっているなら、雑誌名から探したほうが早いかもしれません。
ジャンルは全部で20あります。雑誌の種類は多いものの、カテゴリが細かく分かれているので探しやすい印象です。
「国内旅行ガイド(ムック)」と「海外旅行ガイド(ムック)」のみムックという表記が付きますが、実際にはあちこちのジャンルにムックや別冊が振り分けられています。雑誌とムック・別冊は書店で同じコーナーに並んでいることが多く、楽天マガジンでも雑誌とムック・別冊はあまり区別されていません。
「記事から探す」で話題の記事をナナメ読み
楽天マガジンで便利なのが、記事をナナメ読みできる「記事から探す」タブです。楽天マガジン編集部がおすすめする記事が、雑誌のジャンル別に表示されていて、タップするだけで該当の記事を読むことができます。
「トレンド記事」には、あらゆるジャンルの雑誌から記事がピックアップされています。各記事には見開きの誌面イメージが表示されているので、見て読むかどうかを判断できます。
「記事から探す」では、話題のニュースやためになる情報が雑誌のジャンル別に20前後ずつピックアップされています。トレンド記事よりもテーマのばらつきがないので、興味のある記事をより探したいときは、こちらを覗いてみるのをおすすめします。通勤中や休憩中などの隙間時間に読むものを探すのにもぴったりです。
なお、デジタル版と紙の雑誌は完全に同じではありません。読み放題サービスで配信される雑誌では、読めない特集や記事もあるので注意が必要です。出版社の意向によりデジタル版では閲覧できるページや内容が誌面と異なるほか、権利処理(タレントやモデルの著作権)の理由で一部広告や人物などが表示されないことがあります。
楽天マガジンの「トレンド記事」から注目の記事をピックアップしました。
- 2泊3日でとっておきの沖縄旅(ココミル 沖縄)
- 60代からの気にしなくていい114のこと(60代からのシリーズ008 60代からの気にしないラクな生き方)
- いちばん推しのベストバイ(MONOQLO)
- 石垣・宮古、周辺の島々をご紹介(ココミル石垣 竹富 宮古 西表島)
- アジアごはんに役立つ食材、手作りのアジア調味料(はじめてのアジアごはん 新装版)
雑誌名だけでなく記事内からもキーワード検索ができる
雑誌を探したり、特定のテーマに関する記事を探したりするのに便利なのが検索機能です。たとえば「インスタ」を扱った雑誌や記事を探したいときは、キーワードを入力して検索します。人名でも検索できるので、好きなアーティストの記事を集めるのに最適です。
検索結果は、「雑誌名と説明文で探す」と「記事内キーワードで探す」の2つのタブに表示されます。検索では、雑誌名や雑誌の詳細画面に表示される説明文、目次データを対象に検索されます。バックナンバーも検索対象になり、過去の雑誌からも情報をスムーズに集められます。
スマホでも雑誌を読んでいる感覚を再現するビューワー
楽天マガジンのビューワー画面は、雑誌を読む感覚を再現しています。基本操作はスワイプでページをめくるだけとシンプルです。スマホでは文字が小さくて読みにくく感じますが、画面をピンチ操作すると拡大表示になります。ダブルタップでもできますが、わずかな拡大しかされないので、ピンチ操作での拡大をおすすめします。
次のページに移動すると表示倍率が戻ってしまう点は、好みが分かれます。スマートフォンでは拡大表示が基本となるため、いちいち拡大し直すのは面倒です。そのままの倍率で表示してくれたほうがありがたいと感じる場面が多いかもしれません。
「ふせん」は、あとで読み返したい箇所に登録するための機能です。ふせんに登録したページは「マイページ」タブの「ふせん」で管理され、配信期間中であればページをタップするだけで、雑誌の該当ページがすぐに開きます。
好きなジャンルだけ表示できるホーム画面のカスタマイズ機能
アプリを起動したときに表示されるホーム画面(「ホーム」タブ)には、各ジャンルの雑誌やトレンド記事などが表示されます。普段はデフォルトの画面から読みたい雑誌を探しますが、ホーム画面のカスタマイズはぜひしておきましょう。
メニューを開き、
をタップします。表示したいジャンルを選び、 を押せば、設定は完了です。興味のないジャンルの雑誌を非表示にすることで、読みたい雑誌に最短でアクセスできます。ジャンルのお気に入り機能と言い換えてもよいかもしれません。このひと手間で楽天マガジンがさらに使いやすくなります。
「お気に入り」への登録は、雑誌の詳細やビューワー画面からおこないます。ハートアイコンの「お気に入り」ボタンをタップすると、お気に入りへの登録が完了します。通知が有効になっていれば、新刊の配信と同時にお知らせが届きます。
自動ダウンロードを設定できるのも、お気に入りの特徴です。
お気に入りに登録した雑誌の新刊が配信されるのと同時に端末に自動でダウンロードされるので、あらかじめオフライン用にダウンロードする手間が省けます。Wi-Fi接続時のみダウンロードしてくれます。ただ、お気に入りに登録したすべての雑誌がダウンロードされてしまう点に注意が必要です。
楽天マガジンの3つの弱点
楽天マガジンを使っていて気になる点や、サービスで改善が望まれる弱点についてまとめました。
楽天マガジンでは、開いた雑誌はすべて自動でダウンロードされます。表紙から選んでも、記事から選んでも全体がダウンロードされるので、ダウンロードサイズが大きくなりがちです。ダウンロードした雑誌の自動削除もないため、容量の管理は手動でおこなう必要があります。
「マイページ」タブの「ダウンロード済み」では、ダウンロード済み雑誌容量やダウンロードした雑誌の一覧が表示されます。すべての雑誌削除でダウンロードした雑誌の一括削除や、1冊ずつ選択しての削除も可能です。
dマガジンなどに比べて、楽天マガジンは1冊の雑誌のファイルサイズが大きめです。雑誌にもよりますが1.5〜2倍近く違うこともあります。モバイル通信でダウンロードをおこなうと、それなりにファイルサイズもかさみます。Wi-Fiのない場所で利用するなら、面倒でもあらかじめダウンロードしておくのがおすすめです。
一方で、ファイルサイズが大きいことにはメリットもあります。それはパソコンやタブレットの画面で閲覧したときに、拡大しても文字がつぶれないという点です。小さなキャプションもくっきり見えるので、パソコンやタブレットで雑誌をよく読む人にはうれしいポイントです。
なお、楽天マガジンのAndroid版アプリでは、SDカードに雑誌データをダウンロードできます。本体のストレージを消費したくないときは、保存場所をSDカードに変更するのがおすすめです。
ブラウザ版の機能が少ない
ブラウザから利用するウェブ版の楽天マガジンは、アプリ版と違って機能が平凡です。ふせんやお気に入り機能、検索機能などが使えません。またダウンロードもできないので、オフライン機能も当然ありません。
ブラウザ版は雑誌を閲覧するだけのビューワー機能のみ提供されています。なかでも残念なのが、おすすめ記事がないこと。記事単位で読みたい雑誌を見つけられません。
このほか、拡大した画面をスクロールするのにドラッグ操作が必要な点も感覚的とは言えず、慣れが必要です。